ハムスター好きー





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2006/01/06 18:16
493 名前:ノーブランドさん 投稿日:03/11/21 06:56

俺の家は貧乏だった。
運動会の日も、授業参観の日さえも
オカンは働きに行っていた、そんな家だった。
そんな俺の15歳の誕生日、オカンが嬉しそうに俺にプレゼント
を渡してくれた。
ミチコロンドンのトレーナーだった。

俺はありがとうと言いつつも、恥ずかしくて着られないな、と内心
思っていた。
その夜考えていた。
差し歯を入れるお金もないオカン、美容院に行くのは最高の贅沢。
手はかさかさで、化粧なんて当然していない。
こんなトレーナー買うくらいなら他の事に使えよ・・・。
そんな事を考えながら、もう何年も見ていない昔のアルバムを
見てみたくなった。若い時のオカンが写っている。

えっ!俺は目を疑った。
それはまるで別人だった。
綺麗に化粧をし、健康的な肌に白い歯を覗かせながら笑っている美人のオカンがいた。

俺は涙が止まらなくなった。
俺を育てる為に女を捨てたオカン。
ミチコロンドンのトレーナーを腕に抱き、その夜は眠った記憶がある。

それから少しばかり時は流れ、俺は高校卒業後の進路を考えなければ
いけない時期になっていた。
大学進学はとっくに諦めていた。
学校で三者面談が行われた時、オカンが先生に向かって言った。

「大学に行かせるにはいくらお金が掛かるのですか?」

俺は耳を疑った。
びっくりしている俺を横目に、オカンは通帳を先生に見せて、これで行けますか?と真っ直ぐな眼で先生を見つめた。
それから俺は死に物狂いで勉強し、大学に合格することができた。

郷里を離れる際、オカンが俺に真っ赤なマフラーを渡してくれた。
学費を稼ぎながらの大学の生活は苦しくもあったが、マフラーを見ると元気が出た。

それから時は流れ、会計士になった俺は来年の春、結婚する。

そして生活を共にする、俺と最愛の妻と最愛の母とで。
なんとしても二人を守ってみせる。
色褪せたトレーナーとほつれたマフラーを目を前にして俺はそう誓った。
サンキュー、オカン。これからもよろしくな。
コメント
この記事へのコメント
  1.  ハムスター名無しさん 2006/01/06(金)  21:05:58 
  2. 受験まっただ中にいる高3の俺は
    このログを見た今の瞬間の感情を胸に
    あと少しだけがんばろうと思う

  3.    2006/01/06(金)  21:30:01 
  4. 心温まる本文とコメ欄

  5.  おおたくん 2006/01/06(金)  21:33:01 
  6. 僕もほろっときてしまった。

    受験がんばって!

    僕もテストがんばります

  7.    2006/01/06(金)  22:49:16 
  8. 心に沁みたよ

  9.    2006/01/06(金)  23:55:33 
  10. 俺も受験頑張るよ…
    高校なんて行くだけ無駄だと思ってたけど、頑張って行く

  11.  ハムスター名無しさん 2006/01/07(土)  04:16:29 
  12. おいおい、なんだよこの話

    ・・・・こういうのに俺弱いんだからよ。。

  13.  ハムスター名無しさん 2006/01/07(土)  19:46:37 
  14. あー、勉強するかな・・・

    べ、別に影響受けたとかそんなんじゃないんだからね!

  15.    2006/01/09(月)  19:03:49 
  16. むぅ
    最近は感動から変なオチになるのが多いから
    警戒して読んだで後悔した

  17.  ハムスター名無しさん 2006/01/13(金)  18:11:35 
  18. オトンはどうしたんだ

  19.  (・∀・) 2006/09/16(土)  18:18:46 
  20. これ何?

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